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2009年2月 9日 (月)

カラヤン指揮・監督のカルメン

今朝になって、一昨日からの不調は風邪だったことがわかりました。

測ったらたぶん熱があるのではないかと思います。喉は、まだ少し痛い程度。腰が痛く、体が動きません。昨日程度の家事も無理と感じますが、昨日のあれは異常でしたよ。今朝は、頭は痛くとも、はっきりしています。これが裁判のある来週でなくて、よかったと思います。

深夜観た『カルメン』は、カラヤン指揮・監督によるオペラ映画でした。

途中寝てしまって、最初と真ん中と最後しか観ていないのですが、黒人グレース・バンブリーのカルメン役は、違和感がありました。歌いかたは、素直な印象。が、ビゼーの曲が生かされた無駄のない構成だったと思いました。

ローザンヌ歌劇場のカルメンは、オーバーオールのポケットに手を突っ込んで始終うろうろしている女工というよりニートに見え、少し頭が足りないように見えましたが、カラヤンのこのカルメンはそれよりはましでした。女工の衣装は、ミニっぽい変なデザインでしたが。
何より、ローザンヌ歌劇場ではだらだらと続くベッドシーンは、カラヤンでは闘牛で盛り上がる華のあるシーンで、ビゼーの曲と絶妙に絡み合っていました。カルメンの心変わりも、自然な描かれかたでした。

ああでも、メリメの『カルメン』を知るわたしには、カルメンの描きかたが物足りない。文学作品に描かれたカルメンの純愛、痴態、宿命の瘴気……とりわけ知性が描かれていない。カルメンの険しさもクールさも多面的魅力も、そこから出ていると思えるだけに物足りなさも募ります。

演劇的に見れば、本当に物足りないものがあるのですけれど、これはオペラ。何よりビゼーは音楽で、そうした部分をあまやかに、やや俗っぽく表現してみせたのだと思えば、それほど文句はありません。

カラヤンの音楽は、硬質。アニハーノフのレニングラード国立歌劇場管弦楽団なんかのほうが、大雑把でもカルメンには合う気がします。

当ブログにおける関連記事:ローザンヌ歌劇場オペラ『カルメン』を観て

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