内科受診
採血がありました。
「カルシウムは、大丈夫ですね。副甲状腺ホルモンは、すぐには出ないんですよ」と、先生。副甲状腺ホルモン値がすぐに出ないことは、承知しております。
久しぶりに見るU先生、相変わらず同学年とは思えない威厳です。入院中に同室のKさんと「おいくつなんでしょうね?見当もつきませんよね」と噂していたら、看護師さんが調べて教えてくださったのです。
手術の前に優しく背中を叩いて励ましてくださった先生を、慈父みたいだ、なんて思って失礼しました。
でも、その入院中にちょっと雑談みたいになったときは同級生とおしゃべりしているような楽しさがありましたから、同学年と知り、なるほどとも思いました。先生は天秤座。
と、話題が逸れました。赤い数字は異常値だと思いますが、その数値に先生は一瞬鋭いまなざしを注ぐと、それが気に入らないかのように顔を背けられました。そして他の正常値スレスレの数値を、独り言のように繰り返していい、苦笑して、「うーん」と考え込まれたではありませんか。
いつものわたしであれば、赤とスレスレが何かを伺ったところでしょうが、何せ先生に入院させられた(というような被害者めいた言い方は、何でしょうか)、というトラウマがあるために、ひたすら息を殺していました。熊に出遭った旅人のように。
「まあ、いいでしょう。次回は3ヶ月後にしましょう。ホルモンの結果はそのときに」と、先生。ホッ……。脅かさないでください、先生。
わたしはもうよほどでなければ、入院なんてしませんよ。採血ですら、おののいたくらいですから。尤も、カルシウム値さえ高くならなければ、このまま行けるはず。
次回は4月22日。採血。
タクシー乗り場を通って帰りながら、何気なくガラス窓を通して売店のほうに目をやると、「おばあちゃま……!」とつぶやいてしまいました。
わたしより一足先に退院していったおばあちゃま……Aさんが、例の病衣を着て売店にいるのが見えるではありませんか。
再会を喜び、というと、状況が状況だけに変ですが、おばあちゃまも入院中で人恋しかったのか、売店前の長椅子に座って1時間ほども話しました。
4日前に入院し、あと2日ほどで退院予定だそうです。夏の入退院からは、今回の入院までは元気だったそうとか。集中して輸血するための入院であるようです。
おばあちゃまの病気はリウマチと栄養障害と思っていたのですが、リウマチと血液の病気であるようです。病衣の袖を捲って、青痣だらけの痛々しい腕を見せてくれました。
おばあちゃまを、病棟へ上がるエレベーターのところまで、送っていきました。「帰りがどちらのほうだったか、忘れてしまうのよ」と、おばあちゃま。
そういえば、同室だったKさんのことを記事にしようと思いながら、忘れていました。それはまた改めて。
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