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2008年1月24日 (木)

ホームページに『台風』を収録中~忍者ブログ「マダムNの創作ノート」から

 ホームページに『台風』を収録中

  素敵な素材屋さんを見つけるたびに、ホームページを作る楽しみが倍加する。

 収録済みの『侵入者』の表紙には、「海の素材屋」様の写真をお借りした左サイドバーのリンク集にあります)

 現在収録中の作品は『台風』。

 『台風』を載せていただいた同人誌の発行人は、この作品には欺瞞があるとおっしゃった。発行人の志向からすれば、そうだろう。

 だが、あの小説のテーマからすれば、そうとはいいきれないのではないだろうか。

 あの小説に生きる女主人公の関心が夫婦という単位に限定した事の顛末とか不倫とかではなく、家族、家庭、衣食住であることはちゃんと描き出せていると思うからだ。

 結婚してからのわたしの最大のテーマは一貫して妻や母親としての役割、主婦業、衣食住に関したことであって、そのことに新鮮さを覚えてきたし、創作作品はそのテーマが産む卵なのだ。

 母親が当時は準公務員だった電話交換手で、職業意識の強い女性だったために、わたしは働く女性には興味がなく、専業主婦に神秘と憧れを抱いていた。

 だからこそ、就職することは当たり前だと思っていたのだが、運命の大波を被って、専業主婦になった。自ら選択してそうなったという自覚が持てなかったために、ある種の複雑な感情は潜在しているけれど、こうなることこそ、自分が望んでいたことだったのだ。

 わたしの作家になりたい、社会に自身の椅子を確保したいという思いは嘘ではないが、それにはどこか演技臭いところがありはする。

 本当にそうなりたければ、わたしもまるきり馬鹿というわけではないから、世に出るための工夫を凝らしたはずだ。

 占星術のホロスコープから見ても、未来、憧れを意味するドラゴン・ヘッドはわたしの場合、家庭や住居、両親を意味する第4室にあり、過去、なじみのものを意味するドラゴン・テイルはキャリア、ステータス、社会との関わりを意味する第10室にある。

 両親が共働きであったために、早くから社会意識が植えつけられ、家庭には社会、外の世界が充満していて、息もつけないくらいだった。ひっそりとした自分の居場所、あたたかく包んでくれるねぐらに飢えていた。

 おそらく前世におけるわたしは公的生活と社会的地位にはそこそこ恵まれ、多忙で、常に家庭生活にこそ憧れを抱いていたに違いない。

 そして、夫のヘッドは学術、宗教、哲学、出版を意味する第9室にあり、その第9室を占めるのが魚座だ。魚座で、何となく第9室的雰囲気を漂わせていたわたしを夫が口説き落としたのも、自然なことだろう。

 が、その雰囲気を手中にしたところで、自らが憧れに生きなければ、ジレンマは募るだろう。だが、どうやったらそういう生きかたができるのかが彼にはわからない。大学に長くいたけれど、遊んだだけだった。

 第9室的な事柄において、彼はわたしを代理に立てているという状況下で、息子がまた第9室的事柄にどっぷりと浸かっている現実に嫉妬しているというわけなのだ。

 が息子も同じくヘッドは第4室に、テイルは第10室にある。

 わたしたちの真の関心は家庭にあり、だからこそ、わたしは書かずにいられないのだ。息子も家庭が大事だからこそ、父親に手紙を書いた。

 専業主婦だからそれしか題材がないのだろうと思われがちだが、わたしは惰性で生きたりはしない。興味津々だからこそ、専業主婦として生きてきたのだ。

 主婦業や家庭に興味がなければ、とっくに別の生きかたをしていた。

 わたしの小説のテーマが家族、家庭、衣食住に関したことになりがちなのは、わたしには自然なことで、これをテーマにしてはいけないという法はどこにもない。

 ただ、こうも第4室的な事柄に興味が尽きず、それがテーマとなるということは、自然体としてのわたしは家庭人としてのそれというより社会人的であるという不自然さがあるのかもしれない。専業主婦には見えないとよくいわれるのも、このことを裏づけている。

 家全体を雰囲気的に書斎にしてしまう不自然さが確かにある。夫はそのことに相反する二つの感情を抱いている。上に書いたような意味合いから。

 わたしは未だ、家庭というものが、よくわかっていないのかもしれない。わたしの新作だった『侵入者』のテーマも、結局は第4室的なものだ。

 『台風』も。

 日本には『台風』がよく来るようになった。台風の現実に興味がある人には読んでほしい。
 
 2008/01/24 (Thu) マダムNのホームページ、ブログに関する覚書

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