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2007年10月 2日 (火)

タロットカードの女帝を連想させたヴァイオリニスト、ムター

 昨日、深夜にBS2で見た音楽番組に、ヴァイオリニストのアンネ=ゾフィー・ムターが出ていた。弾き振りをしていた。

 完璧な演奏、堂々とした様、容姿は、まるで女王様のようだった。タロットカードの女帝を連想した。

 彼女のねっとりとした演奏には、催眠的なところがあり、妖気が漂うとまではいわないが、どこかしら人を不安にさせる要素がある。

 その謎というか、原因を探ろうとして、懸命に視聴していたが、わからなかった。

 たびたび大映しになる美しい唇が、女性のわたしから見てさえ、濃艶な感じ。濡れたように光る口紅。右手の薬指に嵌めていた銀色の細かな細工が施された指輪、体の線に添った裾広がりの青色のドレスと、何とも、ムーディ……。

 子供からすぐにオバさんになってしまう日本女性と比べると、何たる違いであることか。溜息が出てしまった。

 モーツァルトにご執心であるようだが、ちょっと違うなあ。彼女が弾くと、モーツァルトじゃないみたい。隅々まで完璧に感じられるのだが、モーツァルトの宇宙的といっていいような明快さ、清浄さには欠ける気がする。

 うちにあるCDの中のサラサーテ『ツィゴイネルワイゼン』とか、タルティーニ『悪魔のトリル』とか、マスネ『タイスの瞑想曲』などのほうが彼女にはしっくりくる。

 それにしても、譬えるなら、五嶋みどりは体操的、ムターはバレエ的といっていい。

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