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2006年11月 1日 (水)

31日に循環器クリニック受診。同人雑誌のこと。

 同人雑誌の主幹から葉書がきて、締切日をいってきた。濃やかに同人誌を運営してくださっている主幹には頭が下がる。

 K文学賞に応募がなくて残念だったとも書かれていたが、そろそろ発表の時期。応募していれば今頃はまた、11階のマンションから見る地面がすぐそこに見えていたことだろう。

 どんな作品を応募したとしても、わたしの作品傾向では、地区でも中央でも受賞が無理なことははっきりしている。無意味な応募はもうしたくない。

 K文学賞は地域限定の賞ということもあって、応募者の数が少ない。そのおかげで応募すれば必ず地区選考の諸先生に読んでいただけるというメリットがあり、地区優秀作に選ばれれば中央選考に進むことができ、中央選考の諸先生だけでなく文藝春秋の文芸雑誌『文学界』の編集長に作品を読んでいただけるという旨味もある。

 応募しなきゃ損、という感じで応募する日々が続いたけれど、選考する人々の顔ぶれがこちら側にはっきり見えるということは、物事に現実味が加わるということで、わたしの場合、創作にそれだけ打算が働いてくるということでもあった。

 そんな打算が働くようになると、当初から賞狙いの人は別だろうが、天翔けるイカロスのような空想力は現実という太陽の炎に焼かれて、翼に火がつき、墜落。筆にのびがなくなるのを初期症状として、競争意識の亢進、落選時の焦燥……そしてついには小説が書けなくなったりするのだ。

 怖ろしいことだ、小説を書くことができなくなるということは。プリマ志望者が踊れなくなるのと同じことなのだから。このブログは、そうした経緯を経たわたしにはリハビりの意味合いを持っている。

 リハビリで思い出したが、来週は整形外科の診察日。その日に通院はもうよし、とならなければ来年に持ち越しとなる。どうだろう、まだ不自由さはあるけれど、前方から左腕はよく上がるようになった。問題は横からだが、ううっ、どうだ! この角度……。自由に上がる右腕と比べれば、ちと情けないが、先生はこれでよしとしてくださるか?

 ついでにいうと、昨日の循環器科の診察では、ニトロの舌下錠とテープはいくらでも出していただけるということだった。嬉しいような、嬉しくないような、アンニュイな気分。テープは20枚出していただいた。

 「それで足りるかなぁ」と先生。寒くなると狭心症の発作が起こりやすくなるということはあるけれど、24時間効き目があるテープ。このうえ出していただくとすると、毎日貼ることになり、ニトロ漬け……。ニトロに副作用がないのはありがたい(血管拡張作用から一過性の頭痛が起きることはある。必要がないときに貼ると、頭痛がするので、わかりやすい)。

 「舌下錠も足りなければ、いつでも出してあげますからね」と先生。診察までの1月間で使った舌下錠は3錠だったから、まだ沢山ある。インデラル、ヘルベッサーはいつもの通りで28日分。先生の11月のラジオ出演を励ます(冷やかす)。

 調剤薬局で、知っている編集者に容貌、雰囲気共にそっくりの薬剤師さんにあたる。これで続けて3回、喧嘩別れしたようなしていないような知っている女性編集者にそっくりの顔を見た。薬剤師さんは8人くらい立ち働いていて、続けて同じ人にあたるというのは珍しいことなのだ。

 シャープでありながら、ざっくばらんな雰囲気。クールでありながら、どこか情の深そうな雰囲気がそっくりだ。いや、容貌がこれまた……。だが、彼女であれば、この薬剤師さんがつけているようなパープルに近いローズ系の口紅などは絶対につけないだろう。

 念のために、ニトロのテープの使いかたを訊いた。舌下錠とは違って、起きた発作をしずめることはできないということ。やはり、あくまで予防用ということだった。作用は穏やかで、持続型。

 薬剤師さんは、優しさを湛えた目でこちらの目をじっと見つめ、「お大事に」といってくれた。ますます錯覚を起こすが、彼女の場合は優しい人なのか、そうでない人なのか、わからなかった。友人づき合いでは、わたしの側に母性が求められただろう。政治音痴なところが、苛立たしくも可愛らしかった。

 どうしているのかふと気になったりすることもあるが、近寄らないのが礼儀だろうと思う。過労にならないよう、また煙草は控えめにしてほしいものだ。いつか作家になれたときに一番に恩返ししなければならないのは彼女に対してだろうが、そんな日が来るとは思えない……が、いい小説を必ず書く。書いてから死ぬ。いや、死なずになおも書く。

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