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2006年9月25日 (月)

余った同人誌。ブログ散策。

 同人誌が余っています。何しろ、わが家は前の記事にも書いたように、本の過密地帯と化しているので、あまり書籍、雑誌の類を溜め込むということをしたくないのですね。

 自分の作品しか載っていないというのであれば、捨ててもどうということもないのですが、他の同人たちの血と汗と涙で綴られた(←ホント?)諸作品も載っていることを考えれば、罪悪感に駆られます。

 仕方がないので、友人、知人に贈ろうかと思いますが、さわやかな秋の季節を楽しんでいるに違いない彼らに血と汗と涙で綴られた同人誌なんぞ送りつけて、わざわざ重い気分にさせるのもどうでしょうか。

 うーん、困りました。

 余った同人誌をどうするかの名案が思い浮かばないので、ひとしきりブログ散策をしました。何気なく訪れた、ピンク色の綺麗な意匠のブログ。

 どうもそのブログの管理人は、込み入った恋愛事情に悩んでいられるようでした。くどくど、なよなよ……と他人の悩みはいつも軽く見えるわたしには見えました。女性らしいナイーヴさに胸を打たれるような打たれないような……。

 と感じつつ読んでいくと、ん? 男? プロフィールによれば、管理人は中年男性で、妻子あり、女あり。中年男性の不倫日記でした。

 わたしには鈍いところがあって、デザインを鑑賞し、記事を読むだけでは、年齢や性別を読み違えることが多いのです。尤も、プロフィールにしたところで、どこまで信じてよいものやら。

 こう書いているわたしはですね、実は男性なのです。年齢は32歳。妻子はありません。ちょっとかたい仕事をしておりますので、夜な夜な中年女性に化けて彼女になりきり、ブログを綴ることが何よりの開放感をもたらすのです。

 なーんちゃってね。

 娘は、若い人のブログはすっきりしていて、余計な装飾、顔文字、ぶりっ子言葉、ざーます調などは少ないといいます(最近、女性のブログで「ございます」というのが流行っていますね)。

 そういわれてみれば、クールで落ち着きのある(という気がした)中年者のブログかと思いきや、高校の部活動が……などと出てきて、驚かされたことがありました。

 これを書いているあいだに、同人誌は友人、知人に贈ることに決めましたが(それでも余るでしょう。ミイラ化してきたら捨てます)、このブログの存在を知らせるかどうかでも迷います。

 心配させたり、呆れさせたり、説教されたり……しそうです。病気の愚痴、夫の悪口なんかも書きにくくなります。でも、心を籠めて書いた記事なんかは、ちょっと読んで貰いたい気もするのですね。

 娘のいうところによると、他県でアパート暮らしをしている大学生の息子がしきりにわたしのブログを知りたがっているといいます。娘はこのブログの存在を知っていますが、息子に知られるのはまずいのです。精神年齢が若すぎる(幼い)ので、軽く読む、掌で母親を遊ばせるなんて芸当はできそうにありませんから。

 そういえば、ワープロで小説を書いていた頃、これも娘の垂れ込みなのですが、まだ中学生になったばかりだった息子がしきりにわたしの小説を画面に出して、研究していたといいます。

 わたしの文章に一目置いていて、文章を磨く手本にしていたのだそうですが、わたしは娘のその言葉に固まってしまいました。以来、フロッピーは厳重に管理し、パソコンを使うようになってからも用心を重ねていて、勿論このブログの存在も知られてはならないと警戒しています。 

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