« 眠るのが怖い。。。 | トップページ | 危うし…コットン&下手な詩 »

2006年9月 4日 (月)

あけぼの―邪馬台国物語―連載第49回

   第三章

 女王の神殿とそこで暮らした日々――。それが今は遠く想われます。

 わたしは身篭り――その子の父の名を明かさないまま!――、おとめで無くなった女人は巫女職を続けることも、後にその職に復帰することもできませんでした。

 里に下りしな、タルがある封印されたものを手渡しました。『それから。ね、これ、女王様からマナさんへの御言葉ですよ。――出産は神聖な儀式です。どうぞ玉のようなお子さんを産んでください――と』

 タルが告げた何の責めもない女王の御言葉に、わたしは泣きました。〔

|

« 眠るのが怖い。。。 | トップページ | 危うし…コットン&下手な詩 »

自作小説「あけぼの―邪馬台国物語―」」カテゴリの記事