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2006年9月25日 (月)

「あけぼの―邪馬台国物語―」連載第60回

 後漢王朝時代の話に遡りますが、王朝の斜陽期に、中国では多くの新興宗教が興りました。このことは、王朝の指導理念であった儒教思想がその指導性を喪失したことを意味していました。

 生きるのに苦しい人々は、それが本物の神秘性を秘めていようと、まがまがしい俗性を隠していようと、自分を救ってくれそうな〈別の何か〉に惹かれずにはいられません。

 そうした新興宗教の中に、太平道教団(※4があり、五斗米道教団(※5があって、これらが成立道教の源流となったのでした。

 五斗米道では『老子』を根本聖典とします。女王は『老子』を五斗米道筋から入手なさったのかもしれない、とわたしは想像しました。〔

 
  4 黄布軍を組織して造反を起こすが、平定される。
  5 (しょく)に興って漢中に祭政一致の五斗米道王国をつくりあげるが、曹操に降り、体制に組み込まれる。

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