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2006年9月23日 (土)

あけぼの―邪馬台国物語―連載第59回

 中国大陸に百花繚乱の景観を呈する文化現象は、朝鮮半島を経由して、また直接倭国へと入ってきました。

 舶来品の香りは、そのまま中国人の体臭といってよく、それは昔から中国民衆の生活に密着してきた道教の香りともいえました。

 この国に伝播した採掘術は道教的な呪術的儀礼を伴っていましたし(山の神様のお祭りなどもそうです)、工芸品には道教の中心思想である神仙思想に基づいた絵がよく描かれていて、道教で物の本体を映し出すとされる鏡などは、わが国では大変に畏れ多い品として、本国にあった時以上の神秘性を付加されるに至りました。

 しかし、女王連合国の知識層は、道教の精髄をじかに吸収したいと望んでいたのです。〔

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