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2006年7月22日 (土)

例外的更新、佳品との出合い

 今日は、明日23日に出席する合評会に備えるため、記事の更新を明日とあわせてお休みするつもりだったが、読後、不思議な感動と高揚感を覚えてぼーとなってしまった作品に出合い、つい、ご報告したくなった。

 作者は前号から同人に加わられたようだ。実は、わたしはこのかたの前作をまだ拝読していなかった。合評会に出席しなかったのをいいことに、全作品を読んではいなかったのだ。うかつだった、怠け者だった、馬鹿だった! 

 お住まいは大分市で何と目と鼻の先、お名前からすると女性、成熟した作風からすると中高年者だろうと想像する。

 同人誌に普通に作品を寄せていられるところからすると、プロの書き手ではないに違いないが、それだけに、一体何者なのだろう……と想像をたくましくしたくなる。

 素人で、これだけの綿密な作品に仕立てられるまでに、計画的で取りこぼしのない取材ができるものだろうか?  そんな疑問さえわいてくる。

 作風はあたかも地味に装っている。が、堅牢さとしなやかさとを同時に感じさせる内容は、華やぎを隠している。普通であれば、前面に押し出されて匂いこぼれる性質である華やかさというものが、この作品では隠し味として使われている感があるのだ。

 このような作品は日本人で、年齢のいった、しかも女性でないことには書けないのではないだろうか。

 小説の舞台は火葬場だ。シルバーの域にいる主人公の男性は、そこで仏さんを焼く装置、太陽釜を管理している。……ストーリーを詳しく紹介したいところだが、まだこのあと、小説だけでも5編、読まなくてはならない。4編しか読んでいないのだ。

 ひとことだけつけ加えておくとするなら、作品の中では太陽釜が一つの霊妙不可思議な世界を形作っているということだ。

 作者が、明日の合評会に出席されるかどうかはわからない。もし出席されない場合は、お目にかかることができないが、そのときは手紙か電話かで興奮を伝えさせていただきたいと考えている。

 どちらかといえば、すすめられて渋々入った同人誌だったけれど、よい作品に出合うと、入会をすすめていただいた主幹に感謝しないわけにはいかない。13日付の記事「嬉しかったこと、そしてちょっとした落胆」の中で書いたKくんの作品もある。

 そしてこれから読もうとしているのは、わたしの前作であるエッセー「映画『ヒトラー最期の12日間』を観て」に丁寧な感想を寄せていただいたかたの作品だ。京都にお住まいで、高齢と思われる男性のかただ。

 自分勝手な更新となって申し訳ないが、時間がないので、今日のところはこれくらいにとどめておきたい。明日の合評会で覚えるのは失望だろうか、喜びだろうか? 何だか出席するのが怖いが、可能な限り作品を読み込んでいきたいと思っている。時間がないけれど……。 

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コメント

マダムNさん、こんばんは。
同人誌に入られてるんですね~。
スゴイ! だって私、文才はゼロですから。
合評会って発表会みたいな感じですか?
素人でも、いい作品って書けるんですよね~。

投稿: まる | 2006年7月23日 (日) 18:50

最初は誰でも素人ですよ! わたしの場合はずっーと素人ですが! 作品を発表する場が同人誌で、その作品を皆で批評し合う場が合評会です。色んなタイプの同人誌があります。指導者が存在する場合もあります。会費や規定も同人誌によって様々です。自分にぴったりのところを見つけるのが、なかなか難しいですけれど。まるさんも創作なさってみては如何ですか?   

投稿: マダムN | 2006年7月24日 (月) 01:22

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